しじみのオルニチンパワー

しじみに期待されるデトックス効果

デトックスという言葉は、よく耳にしたことがあると思います。体に溜まった老廃物や毒素など不要なものを外に出す、という意味です。

意外にも、私たちにも馴染みの食材“しじみ”には高いデトックス効果があります。普段の食事でデトックスできれば、一石二鳥ですね。

この記事では、しじみのデトックス効果について、詳しく解説します。

体内の毒素が増えるとどうなる?

私たちの体では絶えず老廃物が生み出されています。モノを食べたらゴミが出るのと同じです。

体の老廃物とはタンパク質の代謝などによって生じるアンモニア、古くなった細胞、腸内細菌の死骸、食べ物の残りカス、余分な皮脂、皮膚のアカ、二酸化炭素……などで、日々さまざまなものが老廃物として生み出されてます。

こうした老廃物は、尿や便、汗などと一緒に排出するされています。

もし何らかの理由で老廃物が体内に留まってしまえば、老廃物から出る毒素などが、体の細胞にダメージを与え、正常な機能が損なわれることになってしまいます。

例えば、便秘になると肌が荒れるという人は多くいます。体内に便が留まることでインドールやスカトールという有毒成分が生じ、血液を通って体中を巡ります。これが肌荒れなどを引き起こす原因の一つです。便秘はデトックスがうまくいかない状態といえます。

便秘と同様に、体内の老廃物や毒素など不要なものが排出されなければ、さまざまな悪影響が引き起こされます。

便秘のように肌が荒れたり、吹き出物ができやすくなったりするだけでなく、血液中に毒素が増えれば、細胞でのエネルギー産生が低下し、疲れやすくなったり、体の免疫力が衰えたりします。

毒素を解毒する肝機能や尿の排泄に関わる腎臓の機能が低下するため、さらに老廃物が溜まりやすくなり、免疫力が低下し、感染症などさまざまな病気を引き起こすリスクが高まります。

また、血液中に細菌が増え過ぎすれば、敗血症など死に至る病気を引き起こすこともあり得ます。

体に老廃物や毒素が溜まる状態は、単に肌が荒れるというような美容の観点だけでなく、健康そのものを脅かすことにもなるのです。

しじみのデトックス効果とは? 

しじみには“オルニチン”という成分が多く含まれています。オルニチンはアンモニアを解毒するオルニチンサイクルというシステムの中心的な役割をしています。体内に発生した有毒なアンモニアはオルニチンサイクルを経て無毒な尿素に分解され排泄されます。

また、肝臓ではアンモニア以外にもさまざま毒素の解毒や分解を行っています。

食べ物などがそのまま呼吸や尿・便などから排出されるのは5%程度といわれています。その他の95%は体内に吸収され、代謝された後に排出されます。その代謝の大部分を司っているのが肝臓です。

それぞれの毒物はそれに対応する酵素の働きによって代謝や解毒が行われますが、それも肝臓の働きが活発であることが前提です。肝機能が低下していれば、十分な解毒作用が発揮されないのです。

オルニチンには肝機能を改善し、肝臓の解毒機能を向上させることで、デトックス効果を高める働きがあるのです。

気になる脂肪のデトックス

体についた皮下脂肪や内臓脂肪など脂肪が気になる人は多いでしょう。しじみには脂肪の分解や排出を促進する優れた働きがあります。

食べ物などから摂った脂肪は、すい臓から分泌されるリパーゼなどの働きによりモノグリセリド、脂肪酸、グリセロールに分解されます。モノグリセリドや脂肪酸はそのままでは吸収されにくいため、胆のうから分泌される胆汁酸に取り込まれた形で吸収されます。

しじみに含まれるオルニチンには、胆汁の分泌を促進し、脂肪の分解や吸収を高める働きがあります。

脂肪は消化吸収に時間がかかるため、体内に留まる時間が長く、腐敗しやすく有毒ガスが発生しやすい性質があります。胆汁の分泌を促進し脂肪の消化吸収をスムーズに行うことは、腸内に余分な脂肪が留まるのを防ぐことにつながるのです。

また、胆汁酸は腸内の余分な脂肪と結合し、排出を促進する働きもあります。しじみに含まれるオルニチンには脂肪の分解・吸収を促進し、腸内の余分な脂肪を排出する働きがあるのです。まさに脂肪のデトックスといっても良いでしょう。

しじみに含まれる“タウリン”で血液のデトックス!  

しじみに多く含まれるタウリンは肝機能を向上させ、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らしたり、中性脂肪の合成を阻害したりする働きがあります。

血液中にLDLコレステロールや中性脂肪が過剰になると、血管が硬くもろくなる“動脈硬化”を引き起こす危険が高まります。

しじみを多く摂ることでLDLコレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラの状態にすることができます。しじみに含まれるタウリンには血液のデトックス効果が期待できるのです。

新陳代謝を活発にして老廃物を排出!

体に溜まった老廃物は、汗とともに皮膚の表面からも排出されています。皮膚も排泄器官の一つです。

特に皮膚表面の古くなったタンパク質や皮脂などの老廃物は、アポクリン腺やエクリン腺に集められ、汗腺から汗と一緒に排出されます。

皮膚の新陳代謝が悪いと老廃物が皮膚に溜まったままになるため、体臭が強くなったり、肌トラブルの原因になります。

しじみに含まれるビタミンB群には細胞の新陳代謝を活発にする働きがあります。特にビタミンB2は皮膚や粘膜に作用し、肌の新陳代謝を促進し、肌トラブル、粘膜の異常などを防ぐ働きがあります。

しじみを摂ることでビタミンB群を補うことは、皮膚におけるデトックス効果を高めることにつながるのです。

このように、しじみに含まれる成分には、体の老廃物や毒素を速やかに分解・排出するデトックス効果があります。健康を維持するには、体に必要なものを加えることを考えがちですが、体に不要なものを取り除くことも大切です。

(参考URL)
http://www.premieremag.com/analyze.html

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