しじみのオルニチンパワー

しじみは加齢臭にも効く?

「体から加齢臭がしている」と指摘されたら、誰でもかなりのショックを受けるでしょう。自分では自分の体臭に気がつきにくいものなので、エチケットとしても気をつけたいものですね。

そんな自分の体臭が気になる方への朗報です! 健康に良いといわれる“しじみ”には加齢臭など体臭を予防する効果があることをご存知でしょうか? 

食べ物のしじみに体臭の予防効果があるとは、一体どういうことなのでしょう? 

この記事では、しじみの体臭予防効果について詳しく解説します。

加齢臭の原因となる“ノネナール”とは?

若い人からはほとんど体臭を感じないのに、中高年以上の人からは独特の嫌な臭いがすることがあります。それはなぜでしょうか?

加齢臭が生じる原因にはノネナールという物質が関係しています。ノネナールは体内の脂質が酸化した過酸化脂質と、同じく脂質の一種パルミトオレイン酸が結合して作られる加齢臭の元になる物質です。

中高年以上になると脂質の代謝が低下し体内に脂肪が増えることや、脂肪を酸化させる活性酸素が増加することなどによって、臭いの元となるノネナールが合成されやすくなるのです。

加齢臭は脂臭く、すえたような独特の臭いが特徴ですが、これは加齢臭の原因となるノネナールが脂肪が酸化してできた物質だからと考えられます。

加齢臭の原因は突き詰めて考えれば、体に蓄積した余分な脂肪とそれを酸化させる活性酸素が増加することが根本的な原因なのです。

しじみが加齢臭を抑える理由

食事などから摂った脂肪は肝臓に運ばれ代謝されますが、飲酒や暴食、運動不足などで肝機能が低下していると脂肪を分解する能力が低下します。

体内で余分に生じた脂肪は肝臓などに蓄積して内臓脂肪となるだけでなく、血液中にも溶け出し全身に拡がります。血液を通して体中の細胞に脂肪が拡散することで加齢臭の元となるノネナールが合成されやすくなるのです。

しじみに含まれるオルニチンには肝臓の細胞を活性化し、肝機能を高める働きがあります。肝機能が改善すると、肝臓での脂肪の代謝が促進されるとともに脂肪の合成が適度に阻害されます。そのため加齢臭の原因となる脂肪の増加を抑えることができるのです。

アンモニアの発生も体臭の原因!

加齢臭など体臭が起こる原因にはアンモニアの発生も関係しています。アンモニアはタンパク質が代謝される過程などで体内に大量に生じます。アンモニアは有毒な物質であるとともに独特の鋭い臭いを放ちます。

体内で発生したアンモニアは肝臓に運ばれ分解・解毒されますが、アルコールの影響や加齢などにより肝機能が低下していると、アンモニアの分解能力も低下し血液を通してアンモニアが体内に拡散します。

体中に拡がったアンモニアが汗などに混ざり体の表面から蒸発すると、鼻を突くようなツンとした臭いや汗の臭いが強くなったように感じます。アンモニアも体臭が強くなる大きな原因の一つなのです。

しじみに含まれるオルニチンは、肝臓でアンモニアを分解するオルニチンサイクルという代謝経路を活性化する働きがあります。そのため、体内で発生するアンモニアの分解能力が高まり、臭いの元を少なくすることができるのです。

体内ではアンモニアを分解・解毒できるのは肝臓のオルニチンサイクル以外には無いので、オルニチンの働きは体臭の予防にとても重要な役割を果たすのです。

便秘も体臭の原因! しじみに含まれるタウリンが体臭予防をサポート

便秘も体臭を引き起こす原因の一つです。便秘の状態が続くと腐敗した便などからインドールやスカトールという有害物質が発生し、腸から吸収され血液中に溶け込み全身に拡がります。皮膚の毛穴などからガスが揮発するため、体臭の原因になるのです

しじみに含まれるタウリンには胆汁酸の分泌を促進したり、腸のぜん動を促進したりすることで便秘の解消や腸内で発生する有毒なガスを抑制する働きがあります。しじみに含まれるタウリンにも体臭を抑える働きがあるのです。

また、タウリンには肝機能を改善する効果もあり、オルニチンが脂肪の分解やアンモニアの解毒する作用をサポートすると考えられます。

さらに、タウリンは単独で血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪を減少させる効果もあるので、体臭の原因となる脂質を減らす効果もあります。

体臭はこれまでみてきた原因の他にも、アルコールの過剰な摂取、運動不足、ストレス、喫煙の習慣など生活習慣に起因する場合もあります。体臭を根本的に改善するには生活全般を見直す必要があることも考えておかなければなりませんね。

(参考URL)
http://www.go2670.jpn.org/smell.html

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