しじみのオルニチンパワー

しじみを摂るのを気をつけなければいけない人

薬局やドラッグストアの店頭には、数え切れないほどのサプリメントや健康食品が並んでいます。本来こうした商品は私たちの健康の維持増進に役立つのですが、商品の成分や摂取する人の体質などによっては、健康を損なう恐れもあります。

この記事では、しじみに関連するサプリメントや健康食品を摂取する時の注意点などを解説します。

しじみに含まれる成分には副作用の心配はある!?

天然のしじみに含まれる成分を大きく分けると、オルニチンやメチオニンなどのアミノ酸、ビタミンB群などのビタミン、鉄やカルシウムなどのミネラルの3つに分けられます。

ご家庭で作るしじみ汁やしじみを使った料理では、しじみに含まれるこうした成分による副作用や健康被害の心配はまずありません。

ただし、牡蠣や貝類などを食べるとアレルギー症状が起こる“貝アレルギー”がある人はしじみによってもアレルギー症状が起こる場合があるので注意が必要です。

また、しじみや貝に限らず何らかの食物アレルギーがある人や、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患を持つ人も念のために注意する必要があります。

それ以外であれば、しじみは副作用を心配するよりも健康の維持増進に役立つメリットのほうがはるかに大きいので、安心してしじみを摂ることをお奨めします。

オルニチンのサプリメントは大丈夫?

しじみに含まれる健康成分“オルニチン”については、健康な人へ1日あたり1~7gを経口で投与した場合、副作用などの健康被害は起こらなかったというデータがあります。

ただし、1日に10g以上摂取した場合は、胃腸の不調(腹痛や下痢)などの軽度な副作用が起こる場合があるとされています。

市販されているサプリメントや健康食品に含まれるオルニチンの量は1日あたり30mg程度から多くても800~1,000mgなので、商品に記載された1日の摂取量の目安の範囲内であれば、副作用などへの心配はいらないでしょう。

しかし、オルニチンに限りませんが、1度にたくさん摂取すれば効果が高くなるだろうと考え、決められた摂取上限を超えて摂取するようなことをしてはいけません。

サプリメントはあくまでも決められた摂取のしかたを守った上で、健康への効果が期待できます。

鉄の過剰摂取は危険と言われますが、本当でしょうか?

しじみには可食部100g中におよそ5.3mgの鉄が含まれています。厚生労働省が定める1日の鉄の摂取量の目安は、成人男性で8mg、女性では月経のある人は15~18mg、それ以外の女性は8mgの摂取が推奨されています。

そのため、健康な人が1日にこれらの範囲内で鉄を摂り続けたとしても健康被害を受けるリスクはまずありません。むしろ、1日に必要な鉄が不足することのほうが心配です。特に月経のある女性は鉄不足に注意する必要があり、意識して鉄を摂ることが必要です。

ただし、C型肝炎に罹患している人は肝臓に鉄がたまりやすくなり、病気が悪化する恐れがあります。医師などに鉄の摂取を制限されている人は注意が必要です。

また、ヘモクロマトーシスという遺伝的な病気を抱える人は鉄過剰症を発症することがあるため注意が必要ですが、日本人にはこの病気を抱える人は少なく過度に心配する必要はないでしょう。

他のサプリメントと組み合わせて摂取しても良いか?

サプリメントや健康食品はあくまでも食品としての位置づけです。基本的には他のサプリメントと併用しても問題はありません。

しじみエキスなどのサプリメントに含まれるアミノ酸やビタミンは必要な分だけ体に吸収され、それ以外は尿と一緒に排泄されます。他のサプリメントと併用した場合でも同様です。

ただし、医師の治療を受けている人や、医師に処方された医薬品と併用する場合は、念のため医師または薬剤師などに相談しましょう。

まとめ

しじみを原料としたサプリメントや健康食品を摂取して、重篤な副作用や健康被害などが生じた例はこれまでに確認されていません。

副作用などを心配するよりも、健康への効果のほうがはるかに大きいでしょう。

また、サプリメントはあくまでも日常生活で不足しがちな栄養を補うためのものです。サプリメントに過剰に頼るのではなく、まずは普段の食生活のあり方を見直すことも必要です。

(参考URL)
https://ekleksographia.ahadadabooks.com/issuetwo/authors/dan_hoy.html

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