しじみのオルニチンパワー

「しじみでバストアップ」は本当か!?

ネットサイトなどで食べ物の“しじみ”を検索すると「しじみでバストアップできる」という情報を見かけることがあります。
しじみといえば肝機能の改善や二日酔いの予防などが思い浮かびますが、本当にじじみには女性のバストを大きくする働きがあるのでしょうか?
この記事では、しじみには本当にバストアップの効果があるのかを紹介したいと思います。

しじみでバストアップができる理由とは?

女性の乳房は思春期にあたる第二次成長期に、主に女性ホルモンの影響により大きく成長します。女性であれば誰でも経験することですね。

ところが、バストが大きくなるのは女性ホルモン以外にも成長ホルモンの分泌も大きく関わっています。
女の子の場合、この時期にはバストの乳腺などの発育を促進する“バストレセプター”(ラクトゲンレセプター)という受容体に成長ホルモンが結合し、バストの発育促進のスイッチが入ります。
通常、バストレセプターは思春期(成長期)を過ぎると機能が低下しますが、思春期を過ぎた20歳以降でも全く機能しないわけではありません。

バストレセプターの機能が残っている限り、成長ホルモンの分泌を促進させれば、乳腺や乳房の発育指令が出されバストが大きくなる可能性はあります。

しじみには成長ホルモンを分泌させる働きがある!?

バストアップには成長ホルモンが関わっていますが、しじみには成長ホルモンの分泌させる働きがあるのでしょうか?これに関しては次のような報告があります。

オルニチンを研究する専門家グループの検証によれば、“25歳から45歳までの健康な女性にオルニチン800mgを摂取させ尿中の成長ホルモンの分泌量を調べたところ、プラセボ群(オルニチンの入っていない偽食品を摂取させ比較する)に比べ、成長ホルモンの分泌が有意に認められた”
とする検証結果を公表しています。

この検証データからすると、しじみに含まれるオルニチンに成長ホルモンの分泌を促進する働きがあることは一定の根拠があるようです。

ただし、この検証では被験者は25~45歳までの女性であること、規則正しい生活と安定した睡眠習慣があることが前提となっています。つまり、45歳以上の人や生活や睡眠習慣が不規則な人などにはあてはまらないことも考えられます。

成長ホルモンはバストの発育を本当に促進するのか!?

成長ホルモンがバストの発育に関わることや、しじみに含まれるオルニチンが成長ホルモンの分泌を促進することなどから考えると、どうやらしじみを食べることによってバストアップは可能という結論が導きだされそうです。

また、成長ホルモン分泌不全症という病気があるのですが、この病気の女性は正常なバストの発育が認められないという所見があり、やはり成長ホルモンにはバストの発育を促す働きがあることが関係しているようです。

しかしながら、「しじみ(オルニチン)を摂るとバストアップができる」という情報には最大の落とし穴があります。
それは、“実際にしじみ(オルニチン)を摂り、バストアップができた女性のデータが不十分である”という点です。本来、理論的に考えた理屈はあくまでも推論で、実際に検証実験が行われて理論と検証が一致することで初めて科学的に根拠のある真の事実が得られるというものです。

巷に溢れる健康情報の多くは情報だけが堂々巡りをしていることも多く、情報源が不確かであれば、いくら同じような情報があってもそれらが確かである証拠にはなりません。

結論

しじみに含まれるオルニチンには成長ホルモンを分泌させる働きがあり、成長ホルモンはバストの発育に関系していることから、オルニチンを摂取することによってバストアップの効果につながることは可能性としては考えられます。

ただし、成長ホルモンの分泌を促進するにはオルニチンを1日800mg、最低でも3日以上摂取することが必要で、規則正しい生活と安定した睡眠習慣があることも前提となります。

また、成長ホルモンの分泌を検証したデータは、45歳までの検証結果であることも考慮しなければなりません。

巷に溢れる情報を鵜呑みにするのではなく、情報を正しく理解し、正しい方法の元で実践することが大切です。オルニチンのバストアップに関してもそのほうが良い結果につながるはずです。

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