しじみのオルニチンパワー

小さなしじみで体力を増進

年齢を重ねるとともに、「以前に比べて疲れやすくなった」、「体力の衰えを感じる」という人は多いでしょう。健康で若々しい体を維持するためにも、日頃から疲労回復や体力増進を心掛けたいものですね。

そこでお奨めしたいのが、古くから健康食材として親しまれている“しじみ”です。しじみには疲労回復や体力増進につながるさまざまな効果があります。

この記事では、しじみの疲労回復や体力増進の効果について、詳しく解説します。

現代人の疲れの原因は“ストレス疲労”?

日本人は江戸時代まで遡れば8割の人が農民だったといわれます。農作業の大半は力仕事だったので、その時代から比べれば現代の肉体的な疲労は少なくなっているはずです。

しかし、現代人が抱える疲れは増える一方です。これはなぜでしょう? 

実は、現代人の疲れの多くは“ストレス”によるものです。人間の体はストレスがかかると自律神経が乱れ、アドレナリンやコルチゾールなどストレスに対抗するホルモンの分泌量が増加します。

抗ストレスホルモンの分泌が過剰になると交感神経が高ぶり、血管が収縮した状態が長く続きます。全身の血流が悪化するため、細胞に酸素や栄養が十分に行き届かなくなったり、体に老廃物が溜まったりするため、細胞でエネルギーを作る力が低下するのです。

細胞でのエネルギー産生力が低下すると活動に必要なエネルギーが不足するため、なかなか疲れが回復しなくなり、ストレスが増えると体力が衰えたように感じるのです。

ストレス疲労は肝機能を低下させる

ストレスによる自律神経の乱れは内臓機能の低下も招きます。心臓、肝臓、胃などは自分では制御することができない自律神経によってコントロールされています。特に人体の化学工場といわれる肝機能が衰えると体力の低下も深刻になります。

肝臓はエネルギーの合成や貯蔵を管理すると共に、体内で発生したアンモニアなどの有害物質の解毒する働きを担っています。
体内で生じるアンモニアは細胞でエネルギーを作る“クエン酸回路”という発電所のような機能を妨害します。これも体のエネルギー不足が起こる原因となります。

つまり、ストレスを抱える人ほど血流の悪化や肝機能が低下しやすくなり、体が必要とするエネルギーが不足し、体力の低下が起こりやすくなるのです。

しじみを食べると体力が増強される理由とは?

しじみに含まれる“オルニチン”という成分を聞いたことがあると思います。実は、オルニチンには体力低下の原因となるストレス疲労を軽減させる働きがあります。

オルニチンを摂取したグループと摂取しないグループに分け、ストレステストを行った結果、オルニチンを摂取したグループの方がストレス数値が低かったという実験結果が得られています。
これは、しじみに含まれるオルニチンの働きにより、体が受けるストレスが軽減されたことを示しています。

また、しじみには必須アミノ酸のトリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは自律神経を安定させるセロトニンの材料となるため、しじみを摂ることでセロトニンの合成が促進されると考えられます。

さらに、しじみには神経や脳細胞を活性化するビタミンB6や肝機能を改善するタウリンやアルギニンといった成分も多く含まれています。こうした成分もセロトニンの生成や肝機能の働きを助けます。

このように、しじみに含まれるさまざまな成分の働きによってストレス疲労が軽減され、体に必要なエネルギーの産生力が高まるため、疲労の回復や体力の維持・増進の効果が得られるのです。

ストレス疲労や肝機能の低下は自分ではなかなか気づかないことが多いものです。しじみは小粒ですが、内には大きなパワーが秘められています。普段からしじみを積極的に摂るよう心掛け、体力増進につなげていきましょう。

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