しじみのオルニチンパワー

しじみで免疫力向上

毎年4月23日はしじみ(423)の日です。4月下旬といえば季節の変わり目。春に限りませんが、季節の変わり目には体調を崩してしまう人も多いものです。栄養をしっかり摂って健康を守りたいものですね。

そんな健康を気遣う人にお奨めしたいのがしじみです。しじみには病気を防ぎ、免疫力を高める優れた効果があるのです。

この記事では、しじみの免疫力向上の働きについて解説します。

そもそも免疫力って何?

免疫力とは生まれながらにして、私たちの体に備わっている生体防衛機能のことです。体の外から侵入したウイルスや細菌を排除したり、体内で発生したがん細胞などを退治したりするのも免疫力によるものです。

もし免疫力が低下すれば、風邪やインフルエンザなどの感染症に罹りやすくなったり、ケガや病気が治りにくくなったりします。さらには、体内でがん細胞が増殖する恐れもあります。免疫力は私たちの体を病気から守る、バリアーの役割をしているのです。

免疫力が低下する理由とは?

免疫力は遺伝的な要素や加齢によっても低下しますが、免疫力が低下する最大の理由は生活習慣にあります。

食生活の偏り、暴飲・暴食、ストレス、睡眠不足、運動不足、喫煙など日常の生活習慣が乱れていると免疫力が低下し、病気にも罹りやすくなってしまいます。

特に現代人は食の欧米化や飽食化によって栄養が偏り、高カロリー・低栄養の食生活を送っている傾向があります。摂取カロリーは高いものの、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が不足しているのです。偏食や過食、栄養バランスの乱れなど食生活の乱れは免疫力を低下させる大きな要因となります。

しじみで免疫力がアップする!

肝臓を強くするオルニチンの働き

しじみといえばオルニチン”と言われるほど、オルニチンはしじみの代名詞ともいえる成分です。

オルニチンには肝機能を高める優れた働きがあり、肝機能を高めることにより肝臓の免疫細胞の働きが活性化できます。

例えば、肝臓にはクッパー細胞という免疫細胞があるのですが、クッパー細胞は体内に侵入した細菌や異物などを捕らえて食べることで細菌などが体内で増殖するのを防ぐ働きをしています。こうした免疫細胞のことをマクロファージ(貪食細胞)といいます。

オルニチンの働きにより肝機能が向上すると、免疫細胞のクッパー細胞の働きが活発になるため、体の免疫力が高まると考えられるのです。

同様に、肝機能の向上により免疫細胞の一つ“NK細胞”(肝臓ではピット細胞とも呼ばれる)の働きが活発になります。NK細胞は常に血液中を巡回してウイルスなどを排除する働きをしていますが、肝臓での働きは特に重要です。

肝臓には酸素を運ぶ冠動脈や栄養の大部分を運ぶ門脈という大きな血管がつながれていて、1分間に約1.5L、1日に2,160Lもの血液が流れてきます。また、全身の血液のおよそ15%は常に肝臓に存在しているといわれています。

つまり、肝臓にはそれだけ多くの血液が集まるため、肝細胞の働きを高めることで血液中のNK細胞などの免疫を活発にし、肝臓に集まるウイルスなどの外敵を効率的に攻撃・排除できるのです。

また、しじみに多く含まれるタウリンにも肝機能を高めたり、肝細胞の再生を促進したりする働きがあり、肝臓の免疫力をアップさせる効果につながると考えられます。

しじみに含まれる様々な成分

その他にも、アミノ酸の一種“アルギニン”には先述したマクロファージ(貪食細胞)を活性化させ免疫力を高める働きや、細胞の増殖を促進し傷や皮膚の疾患を治りやすくする働きもあります。

また、しじみに多く含まれるビタミンB2は脂質と活性酸素が結びついた毒性の強い“過酸化脂質”を分解し、生活習慣病などの予防につながります。こうした働きも免疫力のアップにつながるといえるでしょう。

“肝心かなめ”といいますが、肝臓は人間にとって免疫システムの要ともいえる臓器です。しじみを摂ることによって肝機能を高めることは、体の免疫力を高めることにもつながるのです。

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